オプティカルディスク・アーカイブ(ODA)とは
ディスクの取り外し、交換ができるバックアップシステム
オプティカルディスク・アーカイブ(Optical Disc Archive=ODA)とは、
デジタルデータの長期保存向けに開発された大容量の光ディスクストレージシステム
データカートリッジに複数枚の光ディスクを格納し、1つのボリュームとして使用できます。

USB接続なので導入が簡単。また光ディスクならではのランダムアクセス性能により目的のデータにスムーズにアクセスが可能です。
後方互換性により将来マイグレーションの必要がないので長期保存に最適です。

温湿度の環境変化に強く水濡れ、紫外線、電磁パルスなど外的影響を受けにくいので、
長期データ保全の信頼性が高いのも特徴です。
ODAの仕組み

導入のご相談承ります

オプティカルディスク・アーカイブについて詳しい説明を聞きたい、導入に必要なものや導入後の運用について相談したいなど、費用や技術的なご相談承ります。是非お気軽にお問い合わせください。
◎オプティカルディスク・アーカイブ関連製品について詳しく聞きたい、説明に来てほしい
◎導入について技術的な相談をしたい
◎見積がほしい など

業務用次世代光ディスク「アーカイバル・ディスク」を採用

オプティカルディスク・アーカイブデータカートリッジには複数枚の光ディスクが格納されています。 これが、ソニー社とパナソニック社が共同開発・策定した業務用次世代光ディスク「アーカイバル・ディスク(Archival Disc)」です。

アーカイバル・ディスクは、Blu-rayのもつ下位互換性高い環境耐性などの長所を引き継ぎながら、更に大容量高転送レート長寿命といったメリットが付加されています。

現時点ではディスク1枚あたり1TBまでのロードマップが公開されており、将来的には超多層化技術により10~300TB以上を記録できる可能性も示されています。
次世代光ディスク アーカイバルディスク

オプティカルディスク・アーカイブのメリット

RDXの利点

Point.1 低コスト

オプティカルディスク・アーカイブは、データメディアコストが低いだけでなく光ディスクならではの後方互換性により将来にわたってマイグレーションの必要がない点が最大の特徴でありメリットでもあります。
保存期間が長期になればなるほどコストメリットは大きく優位となります。

Point.2 長寿命・高い耐久性

アーカイバル・ディスクは記録膜および保護膜に酸化物を用いることで耐久性に優れ、寿命推定値は100年以上(※)とされています。
また、オプティカルディスク・アーカイブは密閉性の高いカートリッジ構造を採用しているため、粉塵・紫外線・電磁波・水災害など外部環境変化からの高い耐久性があります。更に、温度・湿度の変化にも強くメディア保管のための空調管理をする必要もないため電気代がかかりません。
このように、単に長寿命であるだけでなく管理コストも抑えられるのはデータを長期保管する上で非常にメリットといえます。

※国際規格ISO/IEC 16963を参考にした加速試験による推定値

Point.3 アクセス性・高速転送

光ディスクならではのランダムアクセス性能により、目的のデータにスムーズにアクセス可能です。また、ソニー社の独自技術である業界初の8チャンネル光学ドライブを搭載しデータの高速転送を実現しています。

Point.4 拡張性

オプティカルディスク・アーカイブシステムは、小規模運用を想定した単体ドライブから中規模~エンタープライズまで対応可能なライブラリーまで展開しており、状況に応じて規模を拡張することが可能です。

オプティカルディスク・アーカイブが向いている業種

データストレージ用途

医療・研究機関で導入されているODA
オプティカルディスク・アーカイブシステムは、データストレージ用途として膨大なデータを保有する研究・開発機関や医療分野で導入されています。 研究・開発・医療関連でのデータ損失は致命的であり、確実に避けなくてはならないため、他の一般的な業務用データストレージより堅牢で長寿命、環境耐性が高く可搬性に優れたオプティカルディスク・アーカイブが選ばれています。

アーカイブ用途

放送・映像で導入されているODA
一方で、アーカイブ用途として脚光を浴びているのは放送・映像業界です。
デジタル映像技術の発展に伴い、昨今映像データ容量は飛躍的に大きくなっています。メディアコストが低く対象データが多いほど、オプティカルディスク・アーカイブは優位となります。また放送・映像業界で実際にデータのアーカイブ・リトリーブを行うのは現場のクリエイターであることが多く、光ディスクならではのランダムアクセス性直感的なGUIによる使い勝手の良さや、USB接続で導入が容易な点が評価されています。
ODA用映像コンテンツ向け管理ソフト「Content Manager」
また、映像コンテンツ向けアプリケーションが豊富で「Content Manager」が1ライセンスバンドルされているので、簡単に映像コンテンツのデータベース管理がスタートできる点も大きなポイントです。
他にも多様なアプリケーションが揃っており、環境や用途に応じて利用が可能です。(一部有償)

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